子供欲しいと思い妊活。基礎体温を記録し続け1年、2012年秋にやっと妊娠→繋留流産。冬に手術。泣いた。
そのまま妊活継続、13年春に再び妊娠。
欲しいと思ってたわりにはできてもなんとなく実感が薄く、腹がでかくなりぽこぽこ蹴られるようになり「うーんこの中に人がいるんだなあ…」とか他人事のような感想を抱いてた。
クラシック聞かせたりしなきゃなのかなーとか、思いつつ胎教的なことは殆どやってない。マタニティ撮影なんて産んだ後で知ったぜ。
自分本当に親になれるんやろかとただただそれだけが不安だった。
そんななか赤ちゃんは問題なくスクスク……と思ったら、35週あたりで心拍弱いだのなんだの言われ不安に。結局心拍は問題なく、しかし週数の割には胎児が小さいとのこと。
初産婦は一様に予定日より遅れる予測をたてる、という説に違いなく、じゃあ大きくなるまでお腹にいるんだろうと自分も予定日遅れる予測をたててた。
でもまあ用意はしとかなきゃなとのんびり入院用意してた39週土曜の夜にじんわり腹痛。生理痛を100倍しんどくしたようなのが、一定間隔で、しかもどんどん痛みが増してくる。
あれ?これ陣痛?えっと5分感覚になったら病院電話だっけ?あああでももう痛くてそんなんはかれないぞ?えええーとどうしよどうしよあっアプリある!これだ!陣痛計測アプリ!
今考えれば痛みのわりに冷静。けど計測してるあいだまじ地獄。
ああこれもうだめだ絶対陣痛絶対陣痛いたいいたいいたたたた病院病院病院旦那起きろー起きてーしぬしぬしぬーーー
と瀕死の状態になり旦那に支えられながら歩いて病院へ。徒歩圏でほんとに良かった。
やっぱり陣痛。無痛分娩予定だったのだが、日曜早朝(6時ぐらいだったかな)のため、麻酔の先生がくる7時までまてとのこと。死ぬかと思った。
まだいきまないでーとか呼吸ととのえてーとかなんか色々言われるけどもう全然ムリ。痛みがきたら息するのも苦しいけど息だけはしなきゃってムリにはっははっはして、介添の旦那の手を死ぬほど握りしめてた。無痛分娩しない人はあれを乗り越えなきゃなのか。ムリゲーすぎる。
麻酔医到着。同意書やらなんやらを見せられるも意識朦朧として読めず。旦那がサインする。
硬膜外麻酔→痛み消える。ああ!やっと息ができる!天国!!
よーしこれからかーちゃん頑張って分娩するぞー……と思ったところで先生らが急に慌ただしく動きだし、心拍モニタの音?がぴこんぴこん響くなか酸素マスクみたいなんをつけられる。
おいおいなんだ私死ぬのか
とか一瞬思ったが、どうやら危ないのは自分でなく赤ちゃんだという。
おぼろげにしか覚えてないが、たしか
麻酔→胎盤緩む→赤ちゃん降りてくる→臍の緒絡まる→赤ちゃん心拍低下
だったと思う。
えっ赤ちゃんが息できへんのか!じゃ、じゃあお母さんがいっぱい呼吸して酸素送らななスーハースーハー
とか考えて必死で呼吸してたことを覚えている。
まあ麻酔とか陣痛でアタマ朦朧としてますから。
結局、そのまま緊急帝王切開に。
無痛分娩予定にしてたから麻酔医もいてすぐ手術に入れた、日曜だったけどたまたま当直でベテラン助産師も多かった、いやいやタイミングというか運が良かったね、というのは後から聞いた話
赤子は無事でした。ほんとに良かった。