ぼっちママのぼちぼち育児

年中さん男児とぼっち気質ママの日記。

さよなら実家2

母の新居の片付けを手伝う日々。
新しい環境に慣れなくて気疲れもするけど、荷物開梱して徐々に『自分の家だ』って実感が湧いて来たみたい。
何より、戸建てからマンションに移り今までより格段に便利になった生活に満足を覚えている様子。
古い戸建てはセキュリティがね…心配だったからね…


生家を手放すにあたり、一番喪失感が大きかったのは母なんだろうけど、引っ越し荷物の開梱やら役所の手続きやらなんやらかんやらでしんみりするどころではないわ、とか言ってる。
人前でメソメソしたくないんだろうなぁ。
一通り終わって、一息ついて、一人こっそり切なくなって泣いてたりするんだろうか。


実家を整理する際、私は主に本棚を片付けろと言われてて、自分のアルバムと、子供が気に入りそうな本と自分が気に入っていた本とを抜いて、隅っこによけてはぼちぼち持って帰っていた。
残りは置いていくと伝えたら、次に来た時は本棚がもう空っぽだったのよね。
全部古本屋に宅配買取してもらったって。大変だったろうに。
荷物の処分費は差引されないから、不用な家具や雑貨は置いていっていいですよと業者に言われてたのに、本棚から屋根裏まで大掃除よろしく片付けてて。
『置いとけばいいのになんでそんなに必死に片付けるんだろ?』って実は思ってたんだが。

生活感を残したまま家を手放すのが嫌だ、と母は言った。
『不要なものは可能な限り処分するのが礼儀である』『色々残しておいて他人に見られたくない』というのが母の主張だけど、私はなんだかもっと感傷的な意味に思えるんだ。

というのも、最後の日、もう忘れ物はないかと自室の点検してて、押入れの奥の方から自分が七五三の時に使った草履とか鞄が出てきて、なんとも言えない気持ちになったから。
着物は色々まとめて一括で処分したらしいけど、小物はまあリサイクルに回せるでもないから捨て置いたのか、単に忘れてたのかしらないが。
自分の子供に受け継ぐでもないし、他人に譲れるようないいものでもないし、取って置いても仕方がないから置いていくんだけど。
それはまるで『愛された記憶』を切り捨てていくみたいだなあ、と。
センチメンタルが過ぎるのは分かってる。
前もって、自分で捨てると意識して処分していたなら、多少の寂しさはあれど、こんな後ろ髪引かれるような気持ちはなかったかもしれない。

あ〜こういう気持ちを味わいたくなくて母はあんだけ徹底的に何もかも処分してたんだな〜、物を片付けることで同時に自分の気持ちの整理もしてたのかな〜、とか思った。

自室の空っぽの本棚を見上げた時、なんだか空虚な気持ちがしたけど、もしたっぷり本を残したままにしていたら、色々思い出して泣けてきたかもしれない。さっぱりとお別れできなくなってたかもしれない。
あの本はあんまり好きじゃなかったな、あれは読んでないな、あの本もあの本も迷ったけど持って行ってあげればよかったな、いややっぱり今からでも持って行こう、とか色々考えて無駄に時間を過ごしそう。
結局はいくらか残していく本もあるだろう。持っていけなくてすまないと、後悔にも似た気持ちを引きずりながら離れるのは、辛いなあ。


だから、きっちり片付けてくれた母には感謝しかない。
そんだけしっかり何もかも整理して処分してた母でも、自分のアルバムを1つ2つ持ち出し忘れてたし、私は私で捨てるか迷ったけどやっぱり持って帰ろうとしょーもない小物を持ち帰ったりしたので、最終点検してて良かった〜という話。

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