ぼっちママのぼちぼち育児

ゲーム大好きわんぱく息子くんとぼっち気質ママemanonの日記。

発達障害のライフハック本を読んだ

発達障害と診断されたことはないけど、面白そうだったのでこんな本を読みました

アオリに「発達障害じゃなくても役立つ!」と書いてありました。たしかに、人間関係を円滑にする術について「見えない通貨」とか「茶番センサー」とか、概念がとてもわかりやすい。まあ仕組みが分かったからといってこのライフハック通りにセンサー解除して部族に馴染めるかというとそう簡単にはいかないんだけど。考え方として参考にはなる。


巻末のサボテンとどくだみの例えは結構心に刺さりました。
周りの人間が『夏のどくだみみたいな速度で発達する』のに対し、自分は『玄関に放置しておいたサボテンが少しづつ大きくなる』感じ。わかる~。

ありのままの自分でいい、みたいな自己啓発本を読んだり、人から何度となく言われたりしてきたけど、いつもうまく飲み込めないというか、結局『自分は他人より劣っている』っていう事実を認めるのがしんどいなー、というところ止まりだった。
でも相手はドクダミで自分はサボテンなんだ、と考えると、同じステージに上がることの無謀さが理解しやすい。そもそも品種が違ったのか。そりゃしゃーないわ。いくら肥料やっても、サボテンがドクダミと同じスピードで伸びられるわけないわ。


今現状、とりあえず仕事があって配偶者がいて子供までいて、『人並みの暮らし』ができてる。多少しんどくはあるものの昔より生き易くなってる。それはつまり、サボテンが地道に成長してやっと花がさいたようなものだな。
スピードはドクダミに及ばずとも、ちゃんと成長している、ということをまず認めるべきなんだろう。
でもせっかく咲いた花だって、「一つ咲いたんだから二つ三ついやもっと咲くはずだ」と、自分のキャパ以上の無理をすればきっと枯れてしまう。

どくだみに生まれたかったー、って他人を羨んで僻んで生きていくより、サボテンのスピードでもより良く生きていけばいいじゃないか、とそういう事を納得するのに役立った1冊でした。

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